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公募研究

公募研究(第2期:2023-2024年度)の募集は終了しました(下記は参考までに要項を掲載しています)


領域略称名: 不均一環境と植物

領域番号: 20A302

公募する研究項目: A01 不均一環境変動に対する植物のレジリエンスを支える多層的情報統御の分子機構

応募上限額(単年度あたり): 300万円

公募する内容、公募研究への期待等

 公募研究を推進する研究者には、本研究領域の目標である不均一環境系における植物環境応答の分子機構解明を目指し、計画研究グループとの活発な議論や共同研究により研究を推進することを期待します。

 研究課題としては、上述の本研究領域の目指す方向性を十分に踏まえた上で、光、栄養、温度や乾燥など様々な環境要因について、不均一・不規則な環境下において発揮されるレジリエンスの分子レベルでのメカニズム解明に果敢にチャレンジする優れた提案を期待します。計画研究の課題を相補する、あるいは、計画研究とは異なる視点での提案など、応募者各々の持つ強みを生かした多様な切り口からの提案を期待しています。また、複数の不均一環境要因が同時に変動する複合的な環境系ならではの環境適応メカニズムに取り組む提案や、他にも、不均一環境と形態形成の関わりなど、広い視野に立った斬新な提案も期待します。不均一環境系に対する適応機構の解明に意欲的に取り組む提案であれば、これまでに不均一・不規則環境を具体的に扱った研究実績は必ずしも求めませんが、それらの環境下で作動する分子機構にまで踏み込む提案を期待します。

 公募研究の研究実施に当たっては、本研究領域に設置する研究支援センター(転写開始点シークエンス部門、次世代シークエンス部門、エピゲノム解析部門、質量分析部門、網羅的タンパク質相互作用解析部門、イメージング部門)を利用することができます。さらに、研究支援センターを相補する新しい研究技術を駆使する公募研究の提案にも期待しています。植物科学の広範な分野・視点から、不均一環境系において働く分子機構の解明に大きく貢献し得る斬新で学際的かつ意欲的な提案を期待します。

 本研究領域では、研究の核となる三つの視点(環境の空間的不均一性・環境の不規則経時変動・時空間的に不均一な環境への適応能力を支えるプロテオーム多様化機構)に関して、研究グループごとに主とする研究対象を持ちつつも互いに協力し合う有機的連携研究を推進することを目指しており、その達成を促進するために、細分化した研究項目はあえて設けていません。そのため、公募する公募研究は全て研究項目A01に属することになります。


キックオフミーティングでの公募研究募集説明の動画も合わせてご覧ください。


募集要項については文部科学省からの案内をご覧ください。